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ラーメンスープの考察

ラーメンにとってスープは全ての要である。

ラーメン製作者はスープに心血を注ぎ、材料、努力に関して惜しむ事なく、最高のものを求めようとする。

学生時代、ラーメン店での仕事経験もあるが、チェーン店での仕込みでもかなりの具材と時間をかけてスープは作っていた。スープを取った後の出汁がらを見て、本当はこっちに栄養があるのにと思ったこともある。

 

それに比べ、ラーメンの本来の主役である麺に関しては、自主制作することは少なく、製麺所での量産となっている。材料に関して小麦の生産地や、こだわりもなく、差異は細い太い、ストレート、ちぢれ麺等見た目のみだ。

その他の具材に関しても焼豚、野菜、メンマ等、手のかけ用のある場所はあるがそう多くを語られることはない。

 

そこまで際のあるスープであるが、実際食した際の雑誌やテレビでのコメントは、コクがある、深みがある、濃厚等の抽象的なコメントに留まっている。普通料理はそこに使われるスープのみに注目して語られることはあまりなく、料理全体の組み合わせで味は語られるものである。

なぜラーメンの場合はここまでスープのみにフォーカスして語られるのだろうか?

その上、ここまでこだわるスープだが、実際に食する際は麺や具材を食した後、最後に冷めて残ったスープを飲み干す。飲み干せばまだ良いが、塩分やらカロリーやらで飲むことすら躊躇われる始末である。(多分続けて飲み干していたら心臓壊す)

 

小麦を練ったのみで作られた麺を美味しく飾りつける重要なコンポーネントであることはわかるが、心血を注いだ分、もう少し有効利用できないものだろうか。

 

 

ちなみに昨今、外出が億劫な状態が続く中、このラーメン宅配は大変重宝しています。本当にお店で食べる味です。まだお店伺ったことないですが。

www.konburamen.jp