日日是好日あるがままに。

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細胞の年齢

以前にも細胞について疑問があり記述したのだが、全ての生物はたった一つの母親の卵細胞から分裂し、組織生態を構成する。ちなみに単細胞生物はそれそのものが分裂し、2つの個体となる。どちらが親でも子でもない。

なので、卵細胞そのものが分裂するのでどちらが元の細胞でも分裂した子細胞でもない。どちらも同列の年齢の細胞。という事は細胞そのものが歳をとることもなく、若返ることもない。

いわゆる細胞の老化とはなんなんだろう。想定するとこのような感じか。

細胞分裂を繰り返すのは特定の役割を持たない幹細胞のみ

・分化し細胞が役割を持った時点でその役割を果たすために力を使い、外的圧力を受けたり、傷ついたりする

・傷ついた分化細胞は役割を終え、自殺スイッチが入る

・細胞がいなくなった隙間に新たに幹細胞から生まれた分化細胞が入る

細胞そのものを構成する成分は日々食べている食事の成分からなるのだろうが、元々1つの卵細胞から分裂したので、人間の数兆個全ての細胞は同じ年齢ということになる。

もっというと、その卵細胞もその母親である細胞から分裂、その母親もそのまた母親の卵細胞から分裂したことを考えると、この世に生をなす全ての生物の細胞は同じ年齢ということになる。

生物多様性や、人種を超えて云々話題になるが、悠久の時を超えて受け継がれてきた細胞レベルのことを考えると極々微々たる話なのかもしれない。

 

全てがつながっているこの世の中、個体の域を超えて感じるものを得て行きたい。