実際の尺度
地球や宇宙、小さなものでいうと物質、分子原子などが図解されている物がたくさんあるが、結構実際の尺度と大きく異なる物がある。
例えば地球。地球の半径は約6,000Km、人間がなんとなく把握して、住んでいる場所は薄い薄い皮の部分でしかない。高い山で5Km程度、富士山は3.7Km。地球全体から見ると吹き出物にもならないくらい低い。
人間が一番深いと思っている海の底で10Km、大気があるのが100Kmくらいまで。
宇宙空間にいる宇宙船や宇宙ステーションもたかだか400Kmくらいの上空にいる。
月。直径約1,700Km、すごく小さい。で、いつも空に浮かんでいるので宇宙に出てすぐ近くにいる感覚でいるが、地球と月の距離は380,000Km。実際の尺度で書いてみようとすると、地球も月もただの点でしか描けない。そんなに小さなものがものすごく離れたところでお互いの引力で引き合っている。
太陽までの距離は約1億5千万Km!もう全体を表そうとすると、地球も月も小さくて見えなくなる。
図鑑とかで人の目でわかるように図解しているものはかなりデフォルメされているので実際の尺度で感じてみることも大事だと思う。