日日是好日あるがままに。

日々の自分への言い聞かせ、面白いものの共有の場。

血流が悪いって?

よく血流が悪くて体に不調をきたすと言われることがあるけれど、どういうことなのか考えてみた。

 

・ 肩こり、腰痛等、体の痛み

・ 消化不良

・ 体の冷え

自分自身でもたまに起きることだが、血流、いわゆる血の流れが悪くなるだけで起きるのだろうか?

そもそも血流が悪いってどういうことなんだろう?大概の人はほぼ同じサイズ(体格比)の心臓を持ち合わせていて、だいたい同じような圧力で全身に血液を巡らせている。大動脈を流れる血液は枝分かれする血管を通り、毛細血管をくぐり抜け、細い血管が合流して大静脈を通じて心臓に戻る。戻った血液は肺で浄化され、また体を巡る。血液全体が一つの輪になった血管をぐるぐると回っている。

赤血球が体を一巡するのにかかる時間はたった1分程度らしい。結構なスピードだ。

次から次へと送られる血液が留まることは許されない。長時間座ったり同じ体勢をし続けると一部の血管が潰れてその周りの細胞に血液が行かなくなるということだろうか?でもだいたいの人間は一日日中は動き続けている。

運動不足で静脈をつたって帰ってくる血液の流れが悪くなるということだろうか?心臓を離れた血液が冷たくなって末端に留まる?いやいや、心臓から常に送られ続ける新しい血液によってどんどん押されて戻っていくはずだ。

 

これら(が合っていればだが)を鑑みると、血流云々というのは実はこんな理由?

・ 血液を流れる赤血球の量が絶対的に少ない(この場合は検査で見つかるだろうが。いわゆる貧血)

・ 定常的な血圧が低く、血液の循環速度が遅い(これも検査でわかる)

・ 肺でキチンと赤血球の浄化ができていない(二酸化炭素、老廃物が離れない。新しい酸素を保持することができない等)

・ 毛細血管を通じて末端にいった赤血球から栄養や酸素を細胞に渡すことができない

・ その他?

 

いずれにしても睡眠をよく取り、美味しいものを適切な量食べて、運動をして楽しく暮らせばこういった体調の改善につながることが多いので揉んだり押したりして血液を循環させる小手先の治療ではなくて、血流そのものではなく、血液、赤血球も含めた体全体を健全に保つのが良いのではないだろうか。